暖房器具にもいろいろありますが、体に負担のかからない暖房器具を探してみました。
身体にやさしい暖房器具はどれ?
寒いだけで体はストレスを感じています。
私は寒いのが特別苦手という訳ではありませんが、暖房にはこだわります。
ただ暖かくするだけならば、灯油を使い石油ファンヒーターを使えばそれで良いのですが身体にはいかがなものか。
できるのならば空気を汚さず、風でホコリを巻き上げず、暖房費が抑えられ、管理がラクな暖房器具を家に置きたいのです。
なのでどれがいいのか探しているうち、今までにいくつも暖房器具を買っていました。
私が持っている暖房器具は全部で9種類になりました。
エアコン
石油ストーブ
石油ファンヒーター
ガスファンヒーター
セラミックヒーター
遠赤外線電気ストーブ
薪ストーブ
遠赤外線パネルヒーター
ガス赤外線ストーブ
暖房能力に関していえば、どれも一長一短でどれか一つで満足いくものではありませんが、最後に彗星のように現れた「ガス赤外線ストーブ」は文句の付けようが無いほど満足しています。
そこで自称「自然派志向」な私が感じる身体に良い暖房器具、心地よい暖房器具について実際に使用した感想を書いて見たいと思います。
あくまでも「身体に良い」とか「身体にやさしい」という事を重視した私目線の評価なので一般的ではないかもしれません。以下はこれまで設置した9種類の暖房器具のメリット・デメリットです。
エアコン
誰もが初めに考えるであろう一般的な暖房器具の「エアコン」です。
電気で暖めた温風を吐き出して部屋を暖めます。
部屋の広さに合ったエアコンであれば部屋を暖める能力は高く、暖房効率もとても良いです。
しかし、肌の乾燥や、粉塵・埃等を風で巻き上げるため、身体に良いとはいえません。
癒し効果はゼロです。
暖房器具をエアコンにするメリット
- 圧倒的なコストパフォーマンスで経済的
- 他の電気を使う暖房器具に比べて電気代が安い
- 電気を使うため給油の必要がない
暖房器具をエアコンにするデメリット
- 風が出るため乾燥やホコリなどの巻き上げがある
- 停電時に使用できない
石油ストーブ
石油ストーブは、灯油を燃料とする暖房器具です。
灯油を買いに行くのと、給油がとても面倒ですが暖房能力はトップクラスです。
青い炎のアラジンブルーフレームと、赤い炎のコロナのストーブを使いましたが、完全燃焼するアラジンブルーフレームは匂いも無くデザインも抜群で、置いているだけでもサマになりとてもGOODです。
赤い炎のコロナのストーブは、かなり灯油の匂いがでました。
換気を頻繁にしないといけない雰囲気にさせます。
アラジンブルーフレームの揺れる青い炎を見ていると心が和みます。
癒し効果はそこそこあります。
換気は必要ですがアラジンブルーフレームであれば、心と身体にやさしい暖房機器具のひとつといえます。
暖房器具を石油ストーブにするメリット
- 電気を使わないので停電時にも使用できる
- 上部でお湯を沸かしたり調理も可能
- 風・運転音がない
- ポカポカと温かく炎が見えて癒やされる
暖房器具を石油ストーブにするデメリット
- 機種によって灯油の匂いが気になる
- 真冬の給油が面倒
- 雨や雪でも寒い中、ガソリンスタンドに灯油を買いに行かなければならない
- 必ず換気が必要
石油ファンヒーター
石油ファンヒーターでは抜群の性能を誇るダイニチのFX52R2を使用しました。
暖房能力に関しては全ての中で最速、最高です。
24畳の部屋でもほんの数分で暖める事ができます。
ですが問題もあり、強力な乾燥した温風を出して埃や粉塵を部屋中に巻き上げます。
石油ファンヒーターとエアコンのコンビは身体にとっては最悪なのでどちらかにするのが良いでしょう。
毛の抜ける犬がいる場合に使用すると被害はアレルギー症状(アトピー等)にまで拡大します。
癒し効果はありません。
暖房器具を石油ファンヒーターにするメリット
- 圧倒的な暖房能力
- タイマーセットや温度の調整ができる
- 石油ストーブに比べると安全性が高い
- 風は出るがエアコンよりは乾燥しにくい
暖房器具を石油ファンヒーターにするデメリット
- 風が出るためホコリ等の巻き上げがある
- 真冬の給油が面倒
- 雨や雪でも寒い中、ガソリンスタンドに灯油を買いに行かなければならない
- 燃焼時の水蒸気で結露する
- 必ず換気が必要
ガスファンヒーター
東京ガスのガスファンヒーターを使用しました。
ガスは燃焼時に水蒸気を発生させるということで乾燥で困る事はありませんが、やはり風を出すので埃・粉塵を巻き上げます。
暖める能力は石油ファンヒーターと同等です。
石油ファンヒータよりは乾燥しない分、少しだけ身体に良いです。
癒し効果はありません。
都市ガスの地域ならば、灯油代に比べ燃料代が安いのと灯油を運ぶ手間が掛かりません。
暖房器具をガスファンヒーターにするメリット
- 高い暖房能力ですぐに暖まる
- タイマーセットや温度の調整ができる
- 燃料を買いに行く必要がない
- 都市ガスならば灯油よりランニングコストが安い
- 空気が乾燥しないので肌にいい
- 灯油と違い、イヤな匂いがほとんどしない
暖房器具をガスファンヒーターにするデメリット
- ガスファンヒーター用のガス管の工事が必要
- 燃焼時の水蒸気で結露する
- 風が出るためホコリ等の巻き上げがある
- 必ず換気が必要
セラミックヒーター
電気で暖めた空気を風で送るタイプの暖房器具です。
部屋全体を暖めるものではないので補助的な使い方しかできません。
実際そんなに暖かくならないし乾燥した風が出て、電気代が高くつくのであまり良いところのない暖房器具です。足下を暖めるぐらいの能力しかありません。
癒し効果もなく、灯油やガスなどの燃料を燃やす訳ではないけれど電気は多く使います。
身体に良い所もありません。
暖房器具をセラミックファンヒーターにするメリット
- 価格が安いものが多い
- 機種によってタイマーセットや温度の調整ができる
- 燃料を買いに行く必要がない
暖房器具をセラミックファンヒーターにするデメリット
- 暖房能力が低い
- ランニングコストが高い
- 風が出るためホコリ等の巻き上げがある
- 停電時に使用できない
遠赤外線電気ストーブ
小型でもかなり暖かくなりますが、部屋全体をカバーできるわけではありません。
補助に使うならばとてもおすすめできます。
セラミックヒータと比べると暖かさの質がまるで違います。
遠赤外線が照射される為、じんわりポカポカとした暖かさが心地よく癒し効果があります。
暖房器具を遠赤外線電気ストーブにするメリット
- 価格が安いものが多い
- 部屋全体を温めることはできないが暖房の質はかなり高い
- 燃料を買いに行く必要がない
- 足元など補助的に使うのに適している
暖房器具をセ遠赤外線電気ストーブにするデメリット
- 暖房能力が低い
- ランニングコストが高い
- 停電時に使用できない
薪ストーブ
速暖性はありませんが、一度火がついた薪ストーブの暖かさは段違いです。
身体の芯から温まり、電気・ガス・灯油での暖房をはるかに凌ぐパワー。暖かさの質が全く違います。
揺れる炎を見ているだけで幸せな気分になれます。
癒し効果は抜群です。
一冬分の薪を集める労力は相当なもので、「金・コネ・体力」が必要になります。
一般向きではありません。
暖房器具を薪ストーブにするメリット
- 暖房能力の高さ
- 身体の芯から暖まる
- 燃料を買いに行く必要がない
- 揺れる炎で癒やされる
- 停電時にも使用可能
暖房器具を薪ストーブにするデメリット
- 立ち上がりがかなり遅い
- コネが無いと薪集めに苦労する
- 設置工事が必要
- 煙突掃除などのメンテナンスが必要
遠赤外線パネルヒーター
我が家のヒット商品。
暖房能力では薪ストーブには負けますが、暖かさの質的には同レベルです。
弱めの薪ストーブという感じで風が出ないので音もありませんし、空気を汚さず、乾燥もしません。
さらに遠赤外線で陽だまりにいるようで身体も本当にポカポカと気持ちよく癒し効果抜群です。
昼寝がはかどる暖房です。
暖房器具を遠赤外線パネルヒーターにするメリット
- 遠赤外線で身体の芯から暖まる
- 風・運転音がない
- 空気が乾燥しない
暖房器具を遠赤外線パネルヒーターにするデメリット
- 立ち上がりがやや遅い
- 停電時に使用できない
ガス赤外線ストーブ
プロパンガスが高い地域ならば導入はあきらめた方がいいかもしれません。
しかし、都市ガス地域ならば迷わずこれをおすすめします。
暖かさ、速暖性すべてにおいてパーフェクト。
ものの何分かで24畳の部屋が一気に暖まります。
風を出す訳ではないため電気も必要ありません。
さらには電源さえもないので停電になってもガスが通じてさえいれば暖房を使う事ができます。
薪ストーブに匹敵する暖房能力と癒し効果があります。
設置したガスストーブの記事もよろしければ読んでみてください。
暖房器具をガスストーブにするメリット
- 立ち上がりがかなり早い
- 遠赤外線で身体の芯から暖まる
- 風・運転音がない
- 空気が乾燥しない
- 停電時でも使用可能
- 燃料を買いに行く必要がない
暖房器具をガスストーブにするデメリット
- 燃焼時の水蒸気で結露する
- ガスストーブ用のガス管の工事が必要
結局身体にやさしいのはどれなのか?
薪ストーブと大量の薪があれば一番の暖房器具は薪ストーブですが、薪を集めるには暇と体力とコネが必要です。
薪集めが現実的では無い環境にいる場合、さらに健康第一・身体に良い事を重視する人が選ぶべき暖房器具は、都市ガスならば「ガス赤外線ストーブ」一択です。
プロパンガスの地域ならばなるべくガスを使わずに灯油を使う「アラジンブルーフレーム」と
電気を使う「遠赤外線パネルヒーター」の組み合わせではないでしょうか。
アラジンブルーフレームで全体的に部屋を暖めて、遠赤外線パネルヒーターで暖かさを持続させる。
暖かさとインテリア的にもこの組み合わせがベストです。
両方とも初期費用が少し高価ですが、どちらもシンプルな構造なので故障の心配はさほどなく、末長く使うことができそうです。
身体に良い暖房器具
風のでないタイプで遠赤外線と付くものがおすすめです。
遠赤外線効果は抜群でポカポカと陽だまりにいるようで本当に気持ちがいい。身体に悪い暖房器具
風が出るタイプ。
灯油を燃やすものは匂いもあるので身体に良いとは思えません。
風が出るタイプはホコリの巻き上げや空気の乾燥に悩むことになります。
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