関東近郊で8回ほど引っ越しをしてきましたが、一度だけ海の近くに住んだ時期がありました。
湘南のメインストリート「134号線」から少し入った茅ヶ崎市の物件です。
海の近くに住みたい!という人に、実際に暮らしてみた経験からリアルな現実を伝えられればと思います。
私はサーフィンも釣りもしませんので、この記事はサーファーでも釣り人でもない人を対象とした記事になります。

ビーチまで徒歩2分!サーファー憧れの平屋の戸建て住宅に住んでみて……

正確には徒歩1分40秒で、良い波の来るビーチ(穴場のサーフスポット)まで歩いて行ける場所に家を借りました。
このころから巷ではロハスという言葉が流行りはじめ、私もなんだかそういう雰囲気の暮らしをしたいと思い、海の近くの家を探しました。

これまで集合住宅にしか住んだことが無かったので、今までの物件探しの経験はあまり役に立たず、
ただ海に近い家に住みたいという安易な気持ちで契約してしまった、海近の家です。

1番のメリットはとにかく空が広い、海も広いという景観でしょうか。
海と砂浜だけですが、シンプルに気持ちの良い場所です。
雰囲気も良く、朝でも夜でも、暇さえあればビーチで散歩したり、ぼーっと座って過ごしました。

海に近すぎてもいいことは無い

実は海が近くにあると「塩害」というものに泣かされます。

塩害(えんがい)とは、塩分によって農作物その他の植物や電気設備、鉄、コンクリート構造の施設などが害を受けること。
一般的には海沿いの地域で多く発生する。塩害は植物だけでなく,金属類の腐食を早める。

海の近くは晴天でも常にジメジメ?ベトベト?してカラっとすることがありません。
外に干した洗濯物はいつもちゃんと乾きません。

今日は良い天気だなと、朝から洗濯物を干しても、ちょっとべとついた感じで乾きます。
これはこれでかなりのストレスです(笑)
車も錆びたりしますし、建物設備にもかなり悪影響です。

夏の海は開放的!でも住人は迷惑……

湘南の海岸は、良く言えばリゾート地なので人が集まる町・場所ではあります。
夏の海は特に若者が集まるため治安が悪くなり、さらに海沿いの134号線は一日中大渋滞で、車移動はかなりのストレスです。
あらゆるところから海水浴客が現れ、路上の迷惑駐車や浜辺で花火など夜中まで騒ぎが続き、物騒になります。

彼らはひと夏の思い出に好き勝手騒ぎ、さらにゴミを捨てて帰っていきます。

湘南なら山側がオススメの理由

湘南地域に住むならば、線路の向こうの山側に住むのがおすすめです。
さらには平地ではなく、本当に山とか丘の上です。

ここまで行くと、とても静かで、昔からの家があり落ち着いています。
騒がしい観光客もいなく、人も穏やかで雰囲気もゆるいです。
海のそばより家賃も安くなります。

また煙害もなく、自転車で海まで遊びに行けます。
この地域で知り合いになった余裕のある方達はみな山側に住み、ゆるく人生を送っています。
こういう場所で余裕を持って住んでこそロハス?とかスローライフなんだなと思いました。

古めの戸建ての宿命

ちなみに戸建ての家の悩みは虫です。地面が近いので戸を閉めているつもりでも、ちょっとの油断で何かが入り込んできます。
蚊やハエは当たり前。ムカデも出てきます。
ムカデには注意しなければなりません。寝ているときに限って天井からわざわざ落ちてくるからです(笑)
服を着る、布団に入る前にも中をしっかり確認しなければなりません。

ムカデは「つがい」で現れるといわれています。
1匹退治したからといって安心していると同じようなサイズのがもう1匹出てきてびっくりすることになります。

本当に毎日でも歩いて海に行きたいですか?

この答えが「YES!」であるなら海の近くに住んでも後悔しないと思います。
あなたが海を必要としているならば物件を探すべきです。

でも例えば海に行くのが週末だけでもいいとしたら、海から少し離れた物件を探すことをおすすめします。

海の近くに住みたい理由が、
格好良さそうだから……
おしゃれそうだから……
人と違うところに住んでみたいから……
などの理由の場合、住んだ後に、もしかしたら後悔するかもしれません。

例えばサーファーや釣り人なら海の近くに住んでも後悔はないと思います。
むしろ近ければ近いほどいいかもしれません。
スキーヤーやスノーボーダーならスキー場の近く、ゴルフが好きならゴルフ場の近くなど、その場所に近いメリットがあるなら後悔はないと思います。

ですが私のようにただ生活するだけならば、海から少し離れた場所のほうが落ち着いた毎日が送れると思います……。