ホンダ「力丸」HP400のキャブレター交換

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ホンダの隠れた名機「力丸」

オークションで落札した中古の運搬機ホンダ「力丸」。
運搬機というのは大体何でも運べて結構どんな山にでも入って行ける小さな軽トラックのようなもので、積載量は軽トラックと同じかそれ以上あります。

とにかく田舎暮らしをするなら是非持っておきたい機械のひとつです。

ダンプするタイプとしないタイプがあるが「ダンプあり」がおすすめです。

とにかくHP400は350kgまでの重いものをなんでも運べるので突然役に立つことがあります。

例えばあまり出くわす場面ではないかもしれませんが、運搬機にはクローラーが付いているので冷蔵庫や洗濯機などの重いものを載せてデッコボコな山道でも軽々と運ぶ事ができてしまいます。

ちからが必要ないので小学生でもおばあさんでもやれば出来るのです(危ないけれど)

仕事中にいきなり止まるのは困ります

とにかく「力丸」は働き者です。
我が家にとって頼りがいのある「なにか」になりました。

でも現物も見ずにオークションの中古で購入したせいかおかしな所が多々あります。

不具合箇所はどこだ?

開けられるところはとにかく開けてみました。

まずはエアークリーナーです。
付いているはずの黄色いウレタンのスポンジのような物が付いていません。
これではフィルターでも何でもなく、何でも吸いこむ空気取り入れ口です。

このせいかずいぶん目詰まりして吹けが悪い。
プラグもほとんどスパークしません。
キャブレターのフロート部分がおかしいようでガソリンがぽたぽた漏れてきます。

今回はこの3点が悪いのだろうと思うので一応念のため、近所の農機具マニアの方にアドバイスをもらいに行きました。
この方はエンジンのプロで草刈り機や耕耘機、トラックや戦車まで、あらゆるエンジン付きの機械や乗り物を修理する腕を持つ頼りになる人です。

今回はその3つを交換すればOKだろうとの事でした。
やることがわかればあとはかんたん。全部交換です。

個人で交換パーツを入手するのは難しい事だった

パーツの入手方法を聞くと

「農機具屋で買えるから型番と部品番号を控えて行ってみなさい」との事でした。

HP400力丸のエンジン型番と部品番号を調べる

我が家の力丸は古いタイプのHP400、エンジンの型式はGXV120 キャブレターの部品番号やエアークリーナーの部品番号はパーツリストでなんとか調べました。

備忘録として念のため以下にリンクを張っておきます。

力丸 HP400 汎用エンジンGXV120マニュアル(PDF)

パーツ販売店をインターネットで検索するも…

足で動く前にマウスを動かす私。

行くのは面倒なので当然のように通販と考えていました。おそらくAmazonあたりで売っているだろうと。

この時代ネットで買えないものはないと思っていたのでパーツ入手を甘く見ていました。
ところが、どこの農機具屋さんに問い合わせても個人には売らんと言います。

自分で修理したいので買えないというのは困ります。

ホンダの機械だからといってホンダの店に行けば売ってるわけではありませんでした。

とにかく全国12軒(中途半端)の農機具ショップに必死で問い合わせ(メールで)したところ、1軒だけ山梨県のショップが対応してくれました。

その後も返信は無かったので本当にこの一軒だけでした。

キャブレターAssyとウレタンろ過部を発注

キャブレターはオーバーホールしてみるつもりですが、初めてやってみるので勉強の為に思い切って丸ごと注文。

ホンダ力丸 HP400
エンジン  型式 GXV120-1777484
キャブレター型式 BE03BAAIヌ
キャブレターASSY 16100-ZE6-805

エレメント・エアークリーナー 17210-ZE6-003
フィルターアウター      17218-888-003

送料込みで9,000円ぐらいでした。

プラグ(BPR4ES)だけはアマゾンで買いました。

かんたんすぎる交換作業

交換自体は15分くらいで終わってしまいました。

すごく難しいものだと思っていたので拍子抜けです。

記事にするまでもないくらい簡単に外れて取り付ける事が出来てしまった。

おそらくキャブレター本体の丸々交換なので楽だったのだと思います。
パーツの入手の方が数倍難しい事でした。

交換後はエンジン一発始動でガソリンの漏れもなく、排気音も静かになりました。

これからもがんばってもらいたいです。




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